3月に開かれる浜松ボランティアフェスティバル。浜松福祉交流センターでボランティア市民団体による各種イベントが開催されます。
今年(2011年)も要約筆記サークル「あすなろ」では、イベント会場で情報保障装置の展示と体験、ミニホワイトボード作りを行いました。ホワイトボード作りには中学生他多くの方が参加して頂き、50セット用意した材料は昼過ぎには在庫切れとなりました。
ここでミニホワイトボードの作成例を紹介します。筆者が他の人が作成しているのを見て記憶を辿りながら家で作ってみたものなので、少し正式?なものと違うかもしれませんが、出来上がりは悪くなかったので作成手順を掲載します。
(1)材料の用意
大きさは、厚紙1枚が見開き片側の大きさになるので、携帯に便利な好みの大きさを基準にしてください。
(2)材料の配置
布の上に厚紙を写真のように配置します。中央はミニマーカーが挟めるように間を空け、その上部にホワイトボードシートの切れ端を置きます。
切れ端の大きさは、マーカー外径1センチなら、その外周+アルファで3.5センチ幅が良いでしょう。高さはマーカークリップを挟むに十分な2センチくらい。
(3)厚紙にボンドを塗る
布の裏地を表にしてから厚紙の周囲に木工用ボンドを塗ります。付けたボンドはヘラを使って均一に伸ばします。
(4)厚紙を布に接着
ボンドを塗った厚紙を裏返して、配置に注意しながら布裏地に貼り付けます。真ん中のホワイトボードの切れ端もボンドで接着します。
(5)布裏地周囲にボンドを塗る
厚紙を接着した周囲の布裏地にボンドを塗ります。写真のようにヘラで均一に伸ばします。机が汚れないように要らない紙を敷いて作業します。
左の写真は、布周囲にボンドを塗り終わった様子です。間違って中央部分には塗らないでください。
(6)布周囲を折り返して接着
ボンドを塗った布周囲を折り返して厚紙に接着します。折り返しで四隅の処理をどうするか悩みましたが、ここでは上下を先に折り返してから左右を折り返して四隅の部分を接着しました。
(7)中央部分を折りたたむ
最終段階間近です。2枚の厚紙の間が隠れるように折りたたみます。この状態で、写真上にあるホワイトボードシートを貼り付けることになります。ホワイトボードシートの大きさは厚紙2枚分より少し小さめにしておきます。
(8)シートを貼り付ける
ホワイトボードシートを片側から少しずつ粘着面を剥がしながら貼り付けます。貼り付ける前にしっかりと位置を確認しておいて、片側半分貼り付けたら中央折りたたみ部分をしっかり押さえてから、もう片方を正確に貼り付けます。
最後は空気やしわが無いように、平らな面の小物で擦ってしっかり密着させて仕上げます。
(9)出来上がり
これで出来上がりです。少し開いて立ててみましょう。
閉じてみましょう。
ミニマーカーを差し込んでみましょう。
OKです。
まずは、最初の一筆。
まだボンドは乾ききっていないので、暫くこの状態で乾かしておきましょう。